"Ex-ex" Peter Hammill 日本語 情報ブログ

Project Brain # "The Robot Woman Trilogy" Mother Gong

久しぶりにガイ・エヴァンス関連作品が登場した。マザー・ゴングの「ロボット・ウーマン」３部作のボックスセットだ。な～んだ、前にも紹介してるじゃないか、とお思いの方もいると思うが、今回のポイントは二つ。まず、「ロボット・ウーマン」３部作は、今回が初CD化である。これまではLPでしか発売されておらず、現在では入手もそれなりに難しくなっていた。二つ目のポイントは、ディスク４としてデモや未発表音源が付けられていること。ここにも害が参加している楽曲が含まれている。

"The Robot Woman Trilogy" Mother Gong (2019)

DISC 1: Robot Woman (1981)
1. Disco At The End Of The World [05:17] ★
2. Robot Woman [04:06] ★
3. Machine Song [04:14]
4. The Sea [03:34]
5. Searching The Airwaves [06:33] ★
6. Billi Bunker's Blues [02:36] ★
7. Military Procession [01:39] ★
8. Customs Man-Rapist [04:42] ★
9. Fire [01:49] ★
10. Red Alert [03:14] ★
11. Stars [05:35] ★
12. Australia [03:16] ★

DISC 2: Robot Woman 2 (1982)
1. Suggestive Station [04:37] ★
2. This Train [04:53] ★
3. I Wanna Be With You [05:22] ★
4. The Moving Walkway [01:56]
5. The Upwardly Mobile Song [01:26] ★
6. Tigers Or Elephants [03:23] ★
7. Mirror [03:02] ★
8. You Can Touch The Sky [04:43] ★
9. 1999 [04:44] ★
10. Crazy Town [03:09] ★
11. Angry Song [06:02] ★
12. Looking For [02:19] ★
13. Leotards [03:17] ★

DISC 3: Robot Woman 3 (1986)
1. It's You And Me Baby [06:41]
2. Faces Of A Woman [04:25]
3. Desire - War [03:32]
4. Children's Song [03:31]
5. Lady's Song [03:29]
6. Woman Of Streams [03:55]
7. I'm Sorry [01:20]
8. Men Cry [02:48]
9. Solutions [06:28]
10. Magenta (Part One) [03:33]

DISC 4: Robot Woman Extra / Demos & Rarities / Unknown And Hidden Extras
1. Evidance [05:22] ★
2. Disco At The End Of The World (demo) [03:21]
3. Harry - A Future [00:51]
4. Robot Woman (Live at KCMO) [05:51]
5. Rat Rock Instrumental [02:22]
6. Slow Slither [01:03]
7. Seearching The Airways & Today's Army (demo) [03:50] ★
8. Machine Song (dub remix) [04:52]
9. Customs (demo) [04:56]
10. Australia (instrumental dub) [03:00] ★
11. War Is Over - Armageddon - Wassillissa Flute [04:28] ★
12. Tigers [00:32]
13. Chinese Puzzle [03:14] ★
14. 1999 (dub) [03:25]
15. Is It Real Or Am I Dreaming? - Magic Land [03:26] ★
16. Flying Through The Machine [04:38]
17. Gliss (with Matthew Arnold) [03:37]
18. Magenta - 100 Years Old with Life After Life [07:44]

★ Guy Evans 参加曲

ということで、ガイ・エヴァンスのファンの方には、また一つお宝が増えたといえるだろう。ブックレットの中には、少ないがガイが写った写真もある。それに「The Long Hello Volume Four」のアルバム・カバーとなったとのクレジット付きで、あのティンパニ越しの風景写真が１ページまるまる割いて載せられている。もちろんガイ自身の撮影だという。

また、ハリー・ウィリアムソンの解説によれば、このころのマザー・ゴングはエコー・シティのメンバーとして何度か紹介したことのあるデイヴ・ソウヤーもメンバーであり、彼の作り出したオリジナル楽器を積極的に用いていたようだ。曲によってはやはりエコー・シティのメンバーであるジャイルズ・ペリングの名前も見つけられる。

もともと、1981年のグラストンベリー・フェスティヴァルでのライブを行いたいということで声がかかったガイの参加は、当時、並行してジャイルズ・ペリングとのライフ・オヴ・ライリーの活動や、エコー・シティの活動と同時進行であり、もっと言うならピーター・ハミルのKグループとも並行していたことになる。いやはや、とんでもないエネルギーをガイは放っていたのだ。そのエネルギーの大きさもさることながら、ニュー・ウェイブ的ものからアヴァンギャルドなものまで何でもこなす振れ幅の大きさは、ガイ・エヴァンスというミュージシャンの偉大さを示している。

これまでグラストンベリーのライブCDしか持っていなかった方も、この機会にぜひスタジオ・アルバムを聴いてみてほしい。

（左から　ガイ、ジリ、デイブ・ソウヤー、ハリー・ウィリアムソン）

by BLOG Master 宮崎

Gouveia Art Rock Festival 2019 情報

Gouveia Art Rock festivalについて、情報が入ってきました。

2019年５月４日（土）

Teatro-Cine de Gouveia:

19:45-22:00 dinner break
22:00-22:45 Isildurs Bane + Karin Nakagawa
22:45-23:30 Peter Hammill
23:30-23:45 break
23:45-00:30 Peter Hammill + Isildurs Honey Bane

チケットは、フェスのパッケージ・チケットが３月 20日から発売されるとのこと。

単日チケットは、もう少し後からの発売のようです。

by BLOG Master 宮崎

Sofa Sound 更新 2019/03/12 新作は共作アルバム、そして、共演ライブ＠ポルトガル

待望のニュース、と言っていいでしょうか。

新作とBREXIT期限後の欧州でのライブ活動についての最初のニュースです。

Last updated: 12/3/19

A new album with Isildurs Bane

Gouveia Art Rock

Sofa Sound The Latest News.... 12/3/19

そう、私のBrexit前の小出張が終わったところだ。ワルシャワ、クラコフ、そしてアテネ（2回）のとても暖かな聴衆に感謝する。

それで、5月のリリースについてのアナウンスは、私がスウェーデンのバンドで、2017年のIB Expo で共演した「Isildurs Bane（イシルドゥルス・バーネ）」と一緒に録音したアルバムだ。タイトルは「イン・アマゾニア」で、大変興味深いものになっていると思う。それについては、リリースが近くなったらもっと書こうと思っている。私たちは、そのすべての楽曲をライブで演奏しようともしている（なんとも大変な挑戦だ！）。それは、ポルトガルで5月に開催されるゴウベイア・アート・ロック・フェスティヴァルにおいてである。

リリース前線は矢継ぎ早にやってくる…。「ノット・イェット、ノット・ナウ」に加えて、「ジ・エアロゾル・グレイ・マシン」の50周年記念エディションがエソテリックから4月26日に発売される。これはレコードとCDの両方のバージョンが入っていて、レア・トラックとさらにレアな写真とその他のアートワークが網羅的に集められた極めて興味深いパッケージになっている。私たちは、それをソファ・サウンドで取り扱うことはしないが、繰り返しになるが、バーニング・シェッドで販売される。ここで見つけることができるだろう。

https://burningshed.com/store/peterhammill

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ということで、2017年のスウェーデンでの共演を行ったIsildurs Bane（イシルドゥルス・バーネ、指輪物語に出てくる「イシルドゥアの禍」からとった名前だそうです）と、連名でのアルバムが発売されます。連名作品というとロジャー・イーノ、ゲイリー・ルーカスに次ぐ３作目となります。

昨年の来日時にも、彼らと一緒にメイン・ボーカルを取ったアルバムが来年出るからね、と教えてくれていましたので、今か今かと待っていましたが、とうとうその姿が見えてきました。細かい情報はまだ入ってきていませんが、チェンバー・ロック色の強いバンドとの共作でどういう作品ができているのか、大変楽しみです。

今年は、「The K Box」に始まり、「Not Yet, Not Now」「The Aerosol Grey Machine 50th Anniversary Edition」そして、この新作と続きます。さらに今月はガイ・エヴァンス参加のマザー・ゴングの初CD化作品「ロボット・ウーマン三部作」も発売されました。VdGGファンにはうれしい悲鳴の状況だと言っていいでしょう。

ところで、５月にポルトガルに行かれる方いらっしゃいます？　（短い）ソロのステージと、Isildurs Bane との新作「イン・アマゾニア」を全曲演奏する公演の二つが行われる予定です。

Sofa Sound Touring

I'll be appearing at the Gouveia Festival again, May 3-5.

I'll do a (short) solo set and then perform the whole of the new album "In Amazonia" with Isildur's Bane....

By BLOG Master 宮崎

Peter Hammill Live at Gagarin, ギリシア、アテネ、二日目

Peter Hammill
Live at Gagarin, Athens, Greece
2019 March 9th

1. This Side of the Looking-Glass
2. Empire of Delight
3. The Mousetrap
4. After the Show
5. His Best Girl

6. I will Find You
7. Lizard Play
8. Slender Threads
9. (On Tuesday She Used to Do) Yoga
10. Once You Called Me
11. Sitting Targets
12. Patient

13. Faculty X
14. Your Tall Ship
15. Milked
16. A Better Time
17. In the End

＜encore＞

18. Refugees

ギリシアのアテネ公演二日目は、日本公演でも披露した「Lizard Play」を含む全18曲。オープニング曲に「ルッキング・グラス」というのも意外な選曲。組み合わせの観点から行くとかなり珍しいセットリストではないでしょうか。

そして、アンコールに、日本ではあまり演奏しなくなっている（前回が2016年、その前は2012年）「レフュジーズ」。これはちょっとうらやましく思います。

By BLOG Master 宮崎

Peter Hammill Live at Gagarin ギリシア、アテネ初日

Peter Hammill
Live at Gagarin, Athens, Greece
2019 March 8th

1. My Room
2. Too Many of My Yesterdays
3. Mirror Images
4. The Unconscious Life
5. Anagnorisis
6. Losing Faith in Words

7. Amnesiac
8. If I Could
9. Time For A Change
10. Stumbled
11. Torpor
12. Modern

13. Labour of Love
14. Friday Afternoon
15. Four Pails
16. Traintime
17. Stranger Still

＜encore＞

18. Vision


ギリシアのアテネでの公演初日のセットリストが報告されました。

いつものように、新旧のレパートリーを幅広く演奏しています。現在のピーターのレパートリーは１００曲を超えている訳ですが、こうやって一つ一つの公演のセットリストを見てみると、どれを見ても「定番」のように見えてしまうところが不思議です。それだけ日本ではどの曲もよく演奏されてきた、ということでしょうか。

今夜は二日目。どんなセットを見せてくれるのか楽しみです。

By BLOG Master 宮崎

Peter Hammill Live at Klub Studio, ポーランド、クラクフ ３月３日

Peter Hammill

Live at Klub Studio, Krakow, Poland

March 3rd 2019

1. Easy to Slip Away

2. Don't Tell Me

3. Just Good Friends

4. Anagnorisis

5. Unrehearsed

6. The Comet, The Course, The Tail

7. Been Alone So Long

8. The Habit of the Broken Heart

9. (On Tuesdays She Used to Do) Yoga

10. My Unintended

11. Primo on the Parapet

12. That Wasn't What I Said

13. A Way Out

14. A Louse Is Not a Home

15. Traintime

＜encore＞

16. Last Frame

ヨーロッパのファンは大騒ぎです。昨年の日本特別講演で演奏された「ラウス・イズ・ノット・ア・ホーム」がついに、ヨーロッパのファンの前で演奏されたのです。この曲は、日本での人気以上に、ヨーロッパでの人気が極めて高い曲だったので、昨年の日本公演については、ある意味、嫉妬に煮えたぎった声があちこちで上がっていたほど。今回も、ワルシャワだけ見たファンから、早くも、「もしこの曲をやるとわかっていたら、ワルシャワだけで帰ったりせずに、絶対に二日間見に行ったのに！」といった声もネット上には出ています。

今回も、最初のピアノセット、次のギターセットまでは、いい曲の組み合わせだなぁ、「おぉ、ギターセットはコメットで幕開けか～！」「ビーン・アローン・ソー・ロング、やっぱ、ええなぁ！」などと思っていたら、「ア・ウェイ・アウトが、この位置なら、この後は大作が続くか？」という予感が客席に走ったのではないでしょうか。ソシテ、「ラウス」。ピーターがこの曲を始める前に何か言ったのかどうか、わかりませんが、そのイントロのピアノの重たい響きによる衝撃は計り知れなかったことでしょう。

初日の目玉が、ギター曲である「ラ・ロッサ」だとすると、二日目の目玉は「ラウス」。いやぁ、凄まじいことになりました。一方、今回のポーランド公演は、二日ともアンコールがギター曲でした。初日が「オフェーリア」で、二日目が「ラスト・フレイム」。近年日本でのアンコールはピアノ曲であることが多かったので、ちょっとだけうらやましくなりました。

さて、次は、ギリシア公演。アテネでの二日間。一体どんなセットを見せてくれるのでしょうか。

By BLOG Master 宮崎

Peter Hammill Live at Mala、 ポーランド、ワルシャワ ３月２日

Peter Hammill

Live at Mala, Warszawa, Poland
2019 March 2nd

1. The Siren Song
2. Curtains
3. Time Heals
4. Shell
5. Time to Burn

6. Comfortable
7. Shingle Song
8. Driven
9. Central Hotel
10. Like Veronica
11. La Rossa

12. The Lie (Bernini's Saint Theresa)
13. A Better Time
14. The Mercy
15. The Descent
16. Stranger Still

＜encore＞
17. Ophelia

速報が入ってきましたのでご紹介します。ポーランドでの二日間、初日のワルシャワ公演です。

「ラ・ロッサ」が演奏されることが増えてきた感じがします。想像するだけでも十分にその雰囲気が伝わってくるようです。

by BLOG Master 宮崎