PETER HAMMILL Live in TOKYO, 11th Nov. 2007 |
1. Don't Tell Me
2. Just Good Friends
3. This Side of Looking-Glass
4. Confidence
5. Friday Afternoon
6. After the Show
7. The Mousetrap
8. Here Comes the Talkies
9. The Lie
10. Meanwhile My Mother
11. Tenderness
12. Faculty X
13. In the End
14. A Way Out
15. Traintime
= encore =
16. Refugees
特別な公演、というのがピーターにとっての日本公演だ。彼は日本のファンが大好きだ。したがって、今回のツアーで演奏された楽曲は、欧州での選曲とはかなり異なっているし、これまでやったことがない「全曲ピアノ」という試みを行ってくれた。Yahoo! Groupのメーリングリストでも、海外のファンが驚いている。
今日のサプライズは、何と言っても「This Side of Looking-Glass」と「In the End」ではないだろうか。いずれにしても長いこと演奏していない楽曲だ。それと「The Mousetrap」。これもまた初来日のときの思い出の曲のひとつだ。
Medley: Continuous Playing
1) 1- 3
2) 4- 8
3) 9-10 not clearly but almost medley
4) 13-14
今日もまたメドレーが強烈だった。何と5曲連続して演奏したのだ。まさに圧倒的だ。ピアノのミストーンもあるし、リズムは崩れまくるし、歌だって必ずしも音程が安定していないのだけれども、それらを補ってなお聞き手を圧倒する「うた」のちからというものがピーターの音楽にはあるのだということを改めて思い知らされた。
やはり、ピーター・ハミルの真髄は、完全なソロでのライブにある、ということ再認識させられた三夜だった。
by BLOG Master 宮崎
Peter Hammill 日本公演最終日の 11/11、東京新宿の Pit Inn には大勢のファンが詰めかけた。この日はPeter にとって、2007年最後のライヴということもあり、いやがうえにも期待が高まった。 開演時間ちょうど、Peter が登場すると大きく温かい拍手が送られた。"Don't Tell Me"で始まった公演では、途中 Peterが曲を短めに紹介する時間を除いて、次から次へと曲が繰り出された。中盤で "The Lie" が演奏されると一段と会場が熱くなり、"Faculty ...... more
ときたら、もう殆ど筆舌に尽くし難いものでした。
スチュワート・ゴードンとのデュオでお馴染みの定番曲で、来日公
演で何度も披露されてきたナンバーですが(2004年のD・ジャクソン
とのトリオというのもありましたね)、こんな凄いのは初めてです。
間違いなく過去最強。
リズムもテンポも音の強弱も、いずれも緩急自在にして融通無碍。
デュオでは多少遠慮していたのかもしれないピアノの打鍵は、もは
や制約を取り払われて割れんばかりのアタックを繰り返す。声に込
めた気合も明らかにこれまでとは違う。いやまったく、こんな凄い
のは聴いたことがない!
暴走列車がやがて少しづつ減速し、ついに完全に停車しようとする
その瞬間、Peterは全ての終了を宣言するかのごとく鋭い声で叫ぶ。
"Cut!"
こんな衝撃的な終わり方も初めてだ。
てしまったように放心状態に陥りました。アンコールの"Refugees"
の柔らかな調べが、緊張をほぐし心を慰撫してくれるけれど、この
放心状態は東京からの帰りの新幹線でも続いたままで、結局京都ま
で持って帰る羽目になりました。実はまだ続いていたりします。
で、思い出しました。
ああ、この感覚は、21年前の京都BIG BANGでの初来日ステージを見
た後の余韻と一緒じゃないか、と・・・。
まったく何て人なんだ。
蛇足ながらThe Mousetrap(Caught In)で...act of this twenty-nine year of the show...のところをfifty-nine と歌っていましたね。
まさに初来日時の衝撃を再体験できたライブだったと思います。
完全な一人でのライブこそが真骨頂である、という私の考えはますます強まりました。これからもよろしくお願いします。