Live 予習2 「Chameleon in the Shadow of the Night」 |
1. German Overalls
2. Slender Threads
3. Rock and Role
4. In the End
5. What's it worth
6. Easy to Slip Away
7. Dropping the Torch
8. (In the) Black Room
Bonus tracks
9. Rain, 3 a.m.
10. Easy to Slip Away (Live)
11. In the End (Live)
90年代後半から2000年代の頭の時期にかけて、コンサートの冒頭を飾ることの多かった曲が『Easy to Slip Away』だ。冒頭でなくとも今もよく演奏されていると言って良いだろう。思いっきり「溜め」を効かせた歌い方は聞き手にある種のカタルシスをもたらす。この10年ほどの間ずっと定番となっている1曲だ。
復活したVdGGのライブでは定番となっている曲も、実はソロ・アルバムにも含まれている。それが『(in the) Black Room』だ。イントロのフレーズでぶっ飛んだところへ、つかの間の静謐さが訪れ、そして混沌とした世界が広がる。この曲こそは前期VdGGと後期VdGGのブリッジとなる楽曲だと言って良いだろう。アルバム「Pawn Hearts」と「Godbluff」の両方のエッセンスがふんだんに織り込まれており、なるほど、この過程を経て後期へと移っていったのだな、と納得させられる。
86年の初来日の際に演奏された楽曲も2曲ある。『In the End』と『Dropping the Torch』だ。この2曲は80年代まではライブでもよく演奏されていたようだし、『In the End』は90年代にもまだ演奏されているので、今回も演奏される可能性はゼロというわけではない。特に完全ソロである場合、何を演奏するかはピーターしだいだ。
by BLOG Master 宮崎