2度目の来日公演から30周年 |
いよいよ『今週末』という言葉を使う時間軸に突入しました。30年前の今月は、2度目の来日公演が、20日から22日にかけて、川崎(クラブ・チッタ)、有楽町(よみうりホール)、大阪(御堂会館)の3か所で行われています。
この時は、Kグループのギタリストだったジョン(フューリー)エリス(John"Fury" Ellis)を帯同しており、それが理由なのか不明ですが、今では考えられない(その当時でも珍しかったと思いますが)ことに、セットリストはほぼ固定でした。同年の日本以外でのツアーでは、ジョン・エリスと一緒にやっていないので、日本公演のみの共演だったことから、ジョン・エリスに準備させる関係で曲を限定していたのではないかと想像しています。
●1988 Nov. 20 Club Citta, Kawasaki
1. My Room
2. Just Good Friends
3. Too Many Of My Yesterdays
4. Time To Burn
5.The Comet, The Course, The Tail
6. Sign
7. Hemlock
8. Time For A Change
9. Modern
10. Happy Hour
11. Patient
12. Sci-Finance
13. Four Pails
14. After The Show
15. Stranger Still
16. Sitting Targets
17. Chicago (a Cappella)
これまでの日本公演全てを通じて、唯一のアカペラ「シカゴ」を歌ったのがこの日でした。ロバート・フリップの最初のソロ・アルバム「エクスポージャ」に収録されている楽曲です。「アゲイン」以外で、ライブでアカペラを歌うのは「シカゴ」しかない、というのは日本以外の公演でもよく知られていますが、実際に聴いたことがある人は少ないようです。
●1988 Nov. 21 Yomiuri Hall, Tokyo
1. My Room
2. Just Good Friends
3. Too Many Of My Yesterdays
4. Time To Burn
5. The Comet, The Course, The Tail
6. Sign
7. Hemlock
8. Time For A Change
9. Modern
10. Happy Hour
11. Sci-Finance
12. Four Pails
13. After The Show
14. Stranger Still
15. Patient
16. Again (a Cappella)
よみうりホールでの公演でも、曲の入替は演奏順も含めて極めて少なかったのですが、ピーターのライブのスタイルは、その場で再作曲・再アレンジしているようなものですから、聴くたびに新鮮な印象を受けます。ピーター自身はアコギとエレキの2種類のギターを使い分け、ジョンのエレキギターとの組み合わせでも変化をつけていました。ピアノ曲は独特の強い打鍵スタイル全開で、当時40歳とは思えないほどのパワフルなステージでした。
●1988 Nov. 22 Midou Kaikan, Osaka
1. Don’t Tell Me
2. Just Good Friends
3. Too Many Of My Yesterdays
4. Time To Burn
5. Sci-Finance
6. The Comet, The Course, The Tail
7. Sign
8. Hemlock
9. Time For A Change
10. Modern
11. Patient
12. Four Pails
13. After The Show
14. Stranger Still
15. Skin
16. If I Could
最後は、大阪公演ですが、残念ながら、先の2公演で予算が尽きた私は見ることができませんでした。この公演を見に行った「伝説のファン」堀家さんや世界有数のコレクターKさんなどから、当時の楽屋での写真などを見せてもらいましたが、とてもいい雰囲気だったようです。
大阪では、初来日の京都に続いて、関西でしか演奏していない「スキン」をアンコールで演奏しています。ライブで聴いたことがある人がうらやましい、という方も多いのではないでしょうか。
by BLOG Master 宮崎