Guy Evans ゲスト参加作品「Raft」(Nigel Mazlyn Jones)発売 |
"Raft" Nigel Mazlyn Jones (2013)
1. Spirit Moves
2. There is a Place
3. Free Flight
4. Only Human
5. Push the Boat Out
6. For One Brief Moment
7. News 24 2050
8. Common Ground
9. Raft
10. 60 Miles of Horizon
11. Bright Sky
12. When Rivers Run
Musicians;
- Nigel Mazlyn Jones: vocals, 6 & 12 strings guitars, bass, glissando guitar, harmonica
- Guy Evans: drums(1,7,8), percussion(5)
- Robin Phillips: fretless bass(1,8)
- Jim Nield:melodica(1), lead guitar(8)
- Dave Reeves:melodeon(1,12), harmonica(3)
- Roger Patterson:fretless bass(2), chapman stick bass(4),6 strings guitar(11)
- Margaret MJ:piano(2)
- Jo Lucy:violin(11,12)
- Oscar Morse:sax(12)
Written & arranged by NMJ
Production: NMJ, John Acock, Guy Evans
基本は、アコースティック・ギター中心の弾き語りフォークだと言っていい音楽だと思いますが、バークレイ・ジェームズ・ハーヴェストのサポート・ギタリスト(ゲスト扱い)として活躍したこともあるほどの腕前ですし、ニック・ターナーとの活動も目を惹きます。Banco de Gaiaやスティーブ・ヒレッジなどが参加した作品もあり、目立つ人ではありませんが、非常に良質な音楽を創り出しています。
ナイジェルのホームページには、「NMJ and Guy Evans」というページがあり、そこに二人の出会いについて書かれています。それによれば、様々なコンサートやフェスティヴァルで共に演奏することが多かったようで、そういう中で意気投合したようです。それ以降、そういったフェスなどで二人で即興のステージを数多く行い、そこに様々な友人、知人、同じフェスへの出演者がランダムに加わり、その時、その場でしか見られない演奏が繰り広げられたようです。
本作品では、ガイの参加は4曲。最もロック寄りの演奏は7曲目の「News 24 2050」でしょうか(試聴)。とは言え、アルバム全体は、基本的に12弦ギターをグリッサンド・バウ・テクニックを用いた奏法でその基調が創られており、アコースティックなものです。もちろん、エレキ・ギターを用いている曲もありますが、ガンガンにリードを弾く、という類のものではありません。先に挙げた「News 24 2050」だけは、ゲストのJim Neildがリード・ギターを弾き倒してはいますが・・・。
このアルバムを入手できるのは、今のところ、ご本人のサイトからだけのようです。
1980年以来となる、ガイ・エヴァンスのあまり知られていないロング・タームのコラボレーション。この機会にお聴きになってみてください。ガイがナイジェルの音楽のどこに惚れ込んだのか、気になりませんか?
by BLOG Master 宮崎