Peter Hammill - 3/15 三軒茶屋完全アコースティック・コンサートにて、主催者の公演レビューにても読みとることができるが、実際、ピーターの終演後のご機嫌はすこぶる良かった。食事も、彼にしてはたくさん食べた方ではないだろうか。その食事のさなかにも、PAについての話で盛り上がり、PAに頼り切ったストリート・ミュージシャンについて、高域と低域をカットして音を作り、しかもそれに依存しきっている演奏は、音というものがまるで考慮されていない。何を歌っているのか聞き手に届かない。まるMP3の音だ、と今度はMP3の話になった。やはり圧縮オーディオは好きではないようだ。最近再びヴァイナル(Vynil=LPレコード)が復活してきている、という話を嬉しそうにしていた。その流れから、最近のリマスターでのマルチ・チャンネル化についての苦言を呈すること、なかなかに強いものがあった。音楽において、5.1chは不自然だ。映画でもスクリーンは前方にしかないのに横や後ろから音が聞こえるのは変だが、音楽においてはなおさら。バンドが周りで演奏することがあるのか?ステージは前にあるだけだし、ステレオが一番自然な音場なのだ、と。
by BLOG Master 宮崎