“Otherworld” & "Exposure" Albums which includes the Songs Peter Hammill Played in Japan 30 |
さて、ここで、ソロ・アルバムとはちょっと違いますが、ギタリスト、ゲイリー・ルーカスとのコラボレーション・アルバムからも2曲が日本で演奏されていますのでご紹介しておきましょう。もちろん、日本公演に、ゲイリーは同行したことはないので、ピーターによる完全ソロでの演奏でした。
"Otherworld" (2014) PeterHammill/Gary Lucas
2. Some Kind of Fracas
3. Of Kith & Kin
4. Cash
5. Built from Scratch
6. Attar of Roses
7. This Is Showbiz
8. Reboot
9. Black Ice
10. The Kid
11. Glass
12. 2 Views
13. Means to an End
14. Slippery Slope
「Spinning Coins」「Of Kith & Kin」ともに、2014年の「エレクトリック」テーマで、エレキギターを用いた演奏です。海外で行われたゲイリーとのデュオ公演においてもゲイリーの弾くエレキギターを軸とした演奏だったようですから、ソロでもエレキギターを用いたのではないかと推察します。この2曲以外にもいい曲があるので、今度はぜひアコースティック・ギターでの演奏も聴いてみたいと思います。きっと作曲する段階ではアコースティック・ギターを用いていたのではないかと思っているのは私だけではないでしょう。そういう曲は是非ライブで聴いてみたいです。
そして、もう一枚。ソロでもなければ自作曲でもないのですが、紹介しない訳にはいかない作品を一つ。キング・クリムゾンのギタリスト、ロバート・フリップの最初のソロ・アルバムを紹介しておきます。フリップとの付き合いはVdGGの「H to He: Who am the Only One」「Pawn Hearts」とソロ・デビューの「Fool's Mate」でのフリップのゲスト参加に遡ります。あまり数は多くありませんが、非常に強烈な組合せであるので印象に残っている方も多いかと思います。
“Exposure” (1979) Robert Fripp
1. Preface
2. You Burn Me Up I'm a Cigarette
3. Breathless
4. Disengage (Peter Hammill)
5. North Star
6. Chicago (Peter Hammill)
7. NY3
8. Mary
9. Exposure
10. Hååden Two
11. Urban Landscape
12. I May Not Have Had Enough of Me butI've Had Enough of You (Peter Hammill)
13. First Inaugural Address to theI.A.C.E. Sherborne House
14. Water Music I
15. Here Comes the Flood
16. Water Music II
この中でピーターがボーカルを取っているのは3曲。そのうちの1曲「Chicago」が日本で歌われたことがあります。「Again」以外で唯一のアカペラ曲として、1988年の川崎で歌われたのが最初で最後となっています。この曲は、作詞Joanna Walton、作曲フリップなので、他人の曲ではありますが、やはり、自身が歌ったということで多少なりとも思い入れがあるのかもしれません。もう一度聴きたいと思っている方はかなりいるのではないでしょうか。
by BLOG Master 宮崎
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