ひとやすみ、ツイッター情報 ジョン・エリスの新作資金集め ほか |
再び一休みとしてピーターのツイッターをご紹介しましょう。
Peter Hammill @Sofa_sound · 2017年10月2日
Peter HammillさんがJohnEllisをリツイートしました
...And you might like to follow my oldcompadre Fury, currently posting excellent b&w photos from his collectionon and off the road.
John Ellis @KingEbow
Do you like to support arts projectsthrough crowd funding? If you do, perhaps you might like to… https://www.instagram.com/p/BZvIO3-HsZR/
ご存知の方もいるかもしれませんが、Kグループでギターを弾いていたジョン・エリス(通称フューリー)が、つい先日、自らの新作ソロ・アルバム「Coracle」の制作に向けて、クラウド・ファンディングで資金を募ると発表しました。
彼の前作「SLY GUITAR」も同じようにクラウド・ファンディングで資金調達をしたので、それを購入した方(資金をバックアップするという意味でバッカーと呼ぶとのこと)には、個別の案内が来ているかもしれません。このところフューリーのツイッターやフェイスブックはこの新作のバッカーを募集するための周知のため活発な発言が続いています。
それを受けて、ピーターが手助けのツイートをしている訳ですね。上記の目的のためにフューリーが投稿していたKグループ時代の白黒写真が話題を呼んでいたことを引用しています。フューリーは他にもピーター・ゲイブリエルのツアーの時の写真も沢山アップしていますし、自身がプロデビューを果たしたパンク・バンドであるザ・ヴァイブレイターズの写真などもアップされています。バックの締め切り日は10月26日の午前9時(UTC)となっているので、ちょうどピーターの来日のタイミングです。Kグループの「ロックパラスト」が正式にDVD発売されて、再びジョン・エリスの存在が注目を集めているだけに、あなたも一口いかがでしょうか。
15ポンド以上でサイン入りCDとサイン入りポストカードが、30ポンド以上なら前作「Sly Guitar」との2枚セットがもちろんそれぞれサイン入りで送られてきます。「Sly Guitar」をお持ちでない方はこの機会にぜひどうぞ。「Sly Guitar」が観世zンインスト・アルバムだったのに対し、今回の「Coracle」は歌ものになるとのことですので、とても楽しめそうです。
Sly Guitar by John Ellis — Kickstarter(こちらは無事終了しています)
私は「Sly Guitar」の時にバックしましたが、それをきっかけに彼の以前の「ギャラリー・シリーズ」のアルバム5作品を購入しました。非常に高度なパンク・ミニマル・エレクトロニクス・ギター・ミュージックとでも言うべき素晴らしい音楽を彼は作ってきています。(CDになっていないミニ・アルバム「Micro Groove」ではガイ・エヴァンスとニック・ポッターも2曲ほど参加していますが、こちらはタイトなバンド・サウンドです)。ほかにもストラングラーズがヒュー・コーンウェルか誰かのためのチャリティ・コンサートにピーターが出演した際に、ピーター含む大勢のゲストミュージシャンにストラングラーズの曲のコード進行などを教えたのがジョン・エリスだったとのこと。それがきっかけでピーターとは一緒にやる事になったようです。
ちなみに、ジョン・エリスと言えば、ピーターのアルバム「Out of Water」のジャケットの絵を描いたことでも知られています。描かれたのは日本の夫婦岩ですが、二つのバージョンが存在します。二つの岩の間に渡されたしめ縄の結び目の数が4つと6つ。オリジナルは4つで外周は地模様の入った茶色っぽいもの。6つの方は、外周は白です。以前、ジョンに質問したところ、6つの方がバランスが良かったので修正した、との返事でした。アート・スクール出身者らしいこだわりです。
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さて、もう一つツイッターから紹介しましょう。これは、以前にも登場したリチャード・ウィリアムスさんが呟いたジャック・グッドという人物の訃報についてのガーディアン紙に載った死亡記事の紹介に対するものでした。この人物は、まだTVで大衆音楽と言えばタキシードを着たスウィング楽団くらいしか出ていない時代に、短い曲をスピーディーに次々に登場させるというそれ以前には存在しなかった音楽番組のフォーマットを創り出した人物だとのこと。このスタイルの基本が、後々のTop of the Popsなどにも引き継がれている、と紹介されています。
Richard Williams @rwilliams1947
Peter Hammill @Sofa_sound · 9月29日
I commend this to one and all. Differenttimes, when one man and his enthusiasm could make such a difference,*not* in aKaraoke Sauron way.
「私はこれを誰に対してもお勧めする」という書き出しで、「違う時代、その時代は一人の男とその情熱がそのような違いを生み出すことが出来た時代だ。カラオケ・サウロンみたいなやり方では"なく"。」
「カラオケ・サウロン」????と思っていたら、補足がありました。
Peter Hammill @Sofa_sound · 9月29日
ps Karaoke Sauron is © @MarinaHyde
「追伸、カラオケ・サウロンは、マリーナ・ハイドのコピーライトだ」とでもいうのでしょうか。調べてみると、確かに「カラオケ・サウロン」とはガーディアン紙にコラムを執筆しているマリーナ・ハイドさんが創り出した言葉のようです。
カラオケ・サウロン:イギリスの音楽プロデューサーであり、オーディション番組「アメリカン・アイドル」「The X Factor」「ブリテンズ・ゴット・タレント」などの(辛口)審査員として有名なサイモン・コーウェル(Simon Cowell)のことを指しているようです。ピーターは、ジャック・グッドが音楽番組をつく上げてきたやり方は、サイモン・コーウェルのやり方とは違うよ、と言いたいのでしょう。もちろん、良い意味で。
by BLOG Master 宮崎
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