"The Silent Corner and the Empty Stage" Albums which includes the Songs Peter Played in Japan 3 |
“The Silent Corner and the Empty Stage” (1974)
1. Modern
2. Wilhelmina
3. The Lie (Bernini's St. Theresa)
4. Forsaken Gardens
5. Red Shift
6. Rubicon
7. A Louse is Not a Home
Bonus Tracks
8. The Lie (Live)
9. Rubicon (BBC)
10. Red Shift (BBC)
ソロ3作目となる本作からライブで演奏されている楽曲は2曲。「Modern」と「The Lie」です。すでに触れたように、いずれも人気の高いユニークな楽曲です。
「The Lie」は、17世紀イタリアのバロック芸術を代表する彫刻家/建築家/画家ジャン・ロレンツォ・ベルニーニが作製した彫像で、ローマのサンタ・マリア・デッラ・ヴィットーリア教会内のコルナロ礼拝堂にある「聖テレジアの法悦」をモチーフとしていると言われています(日本語版のWikipediaにもその記述が寄せられている)。ピーターはVdGG,ソロの両方で何度もイタリアをツアーしていますし、自身イタリア語を話すことが出来ます。ツアー中に実物を見たのかもしれませんね。ちなみにボーナス・トラックに収録されているライブ演奏は、ピーター初のソロUS横断ツアーの時のカンザスでの演奏のようです。
一方の「Modern」は、アルバム冒頭のオープニングナンバーとなっています。ライブではむしろ、中盤以降の盛り上げ、時にラストの締めとして演奏されることの多い曲ですが、この曲が最初に来ることでこのアルバムを聴く姿勢というものが自ずと定まってくるような気がします。ライブでのアコースティック・ギターだけのアレンジとはまったく異なるエレキ・ギターの強烈な用い方など、ギャップを楽しんでください。
この2曲以外で、過去に日本以外でのライブで演奏されたことがある曲としては、BBCでのライブ音源を聴くことができるボーナストラックに収録の2曲「Rubicon」と「Red Shift」があります。特に後者に関しては1997年発表の「The Union Chapel Concert」でも今のところ最も新しいライブ演奏を聴くことが出来ます。珍しいところではVdGGのアルバム「Godbluff」のボーナストラックにVdGGでのライブ演奏で「Forsaken Gardens」と「A Louse is Not a Home」を聴くことができます。「Godbluff」発表前のシークレット・ツアー(公式に再結成を発表する前のツアーという意味です)での演奏のようです。
by BLOG Master 宮崎
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