“Chameleon in the Shadow of the Night” Albums which includes the Songs Peter Played in Japan 2 |
“Chameleon in the Shadow of the Night” (1972)
1. German Overalls
2. Slender Threads
3. Rock and Role
4. In the End
5. What's it worth
6. Easy to Slip Away
7. Dropping the Torch
8. (In the) Black Room
Bonus tracks
9. Rain, 3 a.m.
10. Easy to Slip Away (Live)
11. In the End (Live)
ソロ2作目である「カメレオン・イン・ザ・シャドウ・オブ・ザ・ナイト」からは5曲の実績。とは言え、「Easy To Slip Away」が12回演奏されている以外、他の4曲は、3曲が4回。1曲が2回の演奏と、割と少ない演奏回数です。
大定番である「Easy To Slip Away」は、VdGGの名曲「れふゅじーず」の続編的な歌詞であることが知られていますが、西へと向かったマイクとスージーのその後、という訳ですね。VdGGのライブでも数多く演奏された「(In the )Black Room」は、ピアノを叩き付ける激しいイントロから起伏の激しい演奏が強烈な印象を与えます。見ての通り、VdGGのライブで演奏されることが多かった2007年に2回、2009年と2011年に1回、それぞれ演奏されているので、きっとピーターの頭の中で、時々この曲が鳴っていたのではないかと思います。
同じ2007年に初めて演奏された「In The End」は、ピーターとしても随分と久しぶりだったようです。同様に、共に2010年から演奏され始めた「Slender Threads」「What's It Worth?」もかなり久しぶりのライブ・レパートリーへの復帰です。
こうした古い楽曲の復活は、日本での公演で演奏するレパートリーが足りなくなってきたというのも理由の一つなのではないかと思っています。新旧の楽曲と言えども、日本だけで毎ツアーごとに80曲以上を演奏しているのですから当然と言えば当然です。かつて、ピーターは「すぐにでも演奏できる曲のストックは100曲以上ある」と言っていました。また、別の時には、4公演重複なしをやり終えた後に、「実はもう一公演重複なしでやれる曲のレパートリーがある」とも言っていました。にその「ストック」をまさにフル活用しているのが日本ツアーだと言っていいでしょう。
実際、昨年は、ほぼそれに近いことを本当にやって見せた(新作からの楽曲3曲だけが2回ずつ演奏され以外は全部重複なしでした)訳です。しかも3曲を重複させた分、古い楽曲から、日本初演楽曲を2つも披露してくれています。なんて人でしょう!
by BLOG Master 宮崎
Peter Hammill 日本公演2017まで、あと34日