2017来日公演予習15;Songs Played 15 Time |
まだまだ、あります。今日は15回 の演奏を日本で見せてくれた曲たちです。
"The Comet, The Course, TheTail" - 「In Camera」(1974)
"Too Many of My Yesterdays" - 「And Close as this」(1986)
納得の2曲です。
「待ってました!」の声が聞こえてきそうですが、ここにきてようやく「彗星、軌道、尾」の登場です。日本でも極めて人気の高い曲。これだけ多く演奏されているにもかかわらず、毎回イントロのギターがかき鳴らされると客席のどこかで誰かしら息をのむ音が聞こえてきます。日本公演では、これまでに主にアコースティックのエレアコによる弾き語りを、そして少ないですがエレキギターによる弾き語りの両方を披露してくれています。
これまで数多くのギター曲を見せてくれているピーターですが、ファンの間では、「Modern」も人気が高いのですけれども、この曲が最高だとする方が少なからずいるようです。「Modern」と同じように曲の最後のところで歌われる「I am my owndirection」という叫びは会場を熱狂の坩堝へと変えてしまいます。まるで観客の理性のタガが外れたかのような興奮ぶりは、静かなことで「おとなしすぎ」と言われがちな日本のライブでは珍しいかもしれません。
一方「Too Many of My Yesterdays」は、採用される曲が多いアルバム「And Close As This」の中でも唯一、発表時から今日までコンスタントに演奏され続けている曲です。どちらかというと静か目のピアノ曲なので、そんなにたくさん演奏していたのかと驚く方もいるかもしれません。今日取り上げた2曲は、偶然か意図的なのか分かりませんが、ギター曲とピアノ曲が1曲ずつというバランスの良さ。典型的「Typical」と題されたピーターの2枚組ライブでも分かるように、コンサートの構成としては、ピアノ曲 > ギター曲 > ピアノ曲> アンコール(ピアノ曲またはギター曲、あるいはアカペラ)というのが一般的なので、ピアノ曲の割合が若干高くなりがちです。過去にはそれを是正するためにライブで使えるギター曲を増やす目的で作ったアルバム「Clutch」などもありますが、ギター曲とピアノ曲のバランスを取るのはなかなかに大変なことと思います。
by BLOG Master 宮崎
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