Live in Italy 2004 <David Jackson> |
デヴィッド・ジャクソンの今年3月のイタリアでのワークショップの最終日に行われたミニ・ライブ。幸運なことに共演者(ギタリスト)から面白い話を聞くことが出来ました。
<Live at Chiesa di San Francesco, Guastalla, 14th March 2004>
1. Theme One
2. Turn into the Wind
3. Gentle Maiden
4. Jankys
5. Corpus Christi Carol
6. Vision
7. Don't Care Jam
8. Birds
9. G. Spot Tornado
10. Anvil Rings
11. Mission:to be Where I am
DJは決してイタリア語が出来るわけではないようで、話はすべて英語。ステージでどうしても曲の説明を伝えたいときにはスタッフに通訳をお願いしたとのこと。たとえば、2曲目の「ターン・イントゥ・ザ・ウインド」では、もともとこの言葉は船乗りの言葉で、船が嵐にあったときなどに仲間の誰かがそのために亡くなってしまったときなど「彼は風になった」というような使い方をするのだそうですが、DJはおじいさんが亡くなったときにこの曲を「見つけた」と語ったそうです。スタジオ・テイクよりもこのライブの方が格段に味わい深かったようです。
さて、気になったのは、VdGG曲である「テーマ・ワン」のほかに、PHのソロ作品である「ヴィジョン」や「バーズ」が演奏されているところです。これらは、この情報をくれたギタリストや女性ボーカリストが参加しての演奏だったらしいのですが、どうやらファンでもあるこれら共演者の強いリクエストによって実現した企画のようです。なんともうらやましい話ではありますが、今年発売された1992年のライブでもVdGGの曲やPHの「トレインタイム」が演奏されていたりしますから、もしかしたら日本公演でもPHの曲を演奏する可能性はありますね。それで、もし、その時、客席にピーターがいたら…。
また、DJはステージ外でもいろいろと話をするのが好きなようで、こんな話もしていたとか。DJは、PHの音楽は、「その音楽が生まれる前から知っていて、聞いているのだ」と言っています。つまり、それだけ二人の間の音楽に関する理解が深い、と言うことなのだと思います。
by BLOG Master 宮崎